*メンタルケアー5(パニック障害からの脱出)
昨日のつづきです。何をする気にもならず、家からもでられず、時に襲ってくる胸部の圧迫と後頭部の締め付け、
恐怖が恐怖を生む悪循環です。家族も状態は悪いと思いながらも、彼の真からの苦しみは理解できませんでした。そりゃそうですね。自殺したという人や、実際手首を切った人を知っていますが、どうしてそうなるか判らないそうです。どうすることも出来ず、頭が狂ったようになるみたいです。気が付くと手首から血が出ていると言う感じだそうです。
苦悩の始まりは、今と違って以前は精神医学も日本は遅れていた事でしょう。どうすることも出来ないので、彼の妻は、彼を連れて、胸が痛いと言えば、循環器かと思い循環器の専門医を訪ねました。そこでも24時間ホルダーを付けたり、負荷心電図も取りましたが、ごく軽度の不整脈が有る程度で異常はみられません。
でも専門バカなんでしょうね。違う原因が有るであろう事も、推察できなかったのですから。ここにも医療の問題点がありますね。その後は頭が痛いことを考えて、脳神経外科にも行ったそうです。ここは大きな病院にしました。ここではCTを行ったそうですが、脳の収縮もなければ、血管異常も認められません。との事でした。これから、彼の病院巡りが始まりました。
およそ東京の有名病院は殆ど、行っています。問題は彼が精神的な問題ではないかと思い、かの有名ななんとか門病院の心療内科に行った時です。先生は顔を見るなり「どうしてあなたのような人が内の科に来るの?少々の疲れで、原因がわからないと、他の内科医はすぐ精神的な事かも知れないって、言うんですよ」「仕事のしすぎでしょう、ビタミン剤と精神安定剤を出しますから、不安を感じたら安定剤を飲んで下さい」との話だったそうです。
有名病院の代議士もよく使う所の専門医がこれですから・・・。なので事態は解決したわけでなく、会社にも出られず、だらだらと家に籠もるようになったのです。
しかし彼に限らず、こんな状況になっても会社に行かなければ、と言う不安(椅子が無くなる?)で一杯になるでしょうね。会社も病名がないし、診断書も書いて貰えないなら、怠けている?としか思いませんよね。会社ももっと勉強するべきでしょうね。株主も大事ですが、社員を大切に出来ない会社は未来がない、と思った方が良いですね。
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